牛山貴広と神山拓弥の2人は栃・茨で絆は強く、2人の連係は機動力の面でも強力だ。2人の前後は微妙だが、より積極性の高い牛山が前回りとなるだろう。 牛山は直近4カ月のホーム回数が17回、バック回数が15回で9人のメンバーの中で最も積極性が高い。10月・共同通信社杯秋本番でも4日間先行して最終日の選抜では見事に逃げ切っている。一発勝負のレースで、しかも2車の短いラインで先行するのはかな りの勇気がいるが、絆の深い神山が番手でしっかり援護してくれれば、牛山が思い切りよく飛び出して相手に捲らせない走りを見せてくれるだろう。 神山はGI初出場となった オールスターでは準決勝Aまで勝ち上がり、二次予選Aでは神山雄一郎を引っ張って従兄の神山雄の1着に貢献。準決勝Aでは武田豊樹と稲村成浩の決勝進出に貢献と関東勢を大いに盛り上げたのは記憶に新しい。10月・平塚FIで は捲りで今年初優勝と調子も上向きだ。昨年のヤンググラ ンプリは補欠選手で本番への出場はならなかったが、今年は牛山という絶好の目標を得て優勝取りに燃えてくるだろう。
昨年の表彰式