KEIRINグランプリ2023（GP）

優勝者コメント

　（戦前には）攻める、攻めるって言って強い気持ちって言ってたんですけど結構怖気づく部分もあったんですけれど、たくさんのお客さんからの声援で勇気をもらってしっかりと強いレースができたので。グランプリという舞台は自分の力だけで勝てる舞台ではなかったので凄くうれしいですし、感謝を伝えたいです。（4度目のグランプリ挑戦で遂に頂点に立ったが）グランプリっていうものに対して、自分は現役中にグランプリというタイトルを獲ることはできないんだろうなっていうのを正直思ってて。だからこそ逆に今年は攻める気持ちでゴール前に差されるか差されないかっていう勝負ができたらいいなっていう風に考えを変えたので、それがすごくいい方向に動いて、今まで3回すごい悔しい思いをした分、今年はやり切れたなと思います。（レースは初手3番手につけたが）中団は大理想でしたね。むしろ私、この位置にいていいのかな?っていうぐらいすごくいい位置にいれました。尾方（真生）選手はコメント的にもすごい自力を出すだろうなってことは頭に置いていて。とにかく自分がそこの動きに焦って折角のいい位置を失わないようにしなきゃなって思っていたので、後ろをけん制しながら、自分の位置を守りながら最善のポイントで行けたと思います。（後方から誰かが来ても合わせて出ていく準備はしながら?）来るとして6番手に梅川（風子）選手がいたので来るのかなって。いつも世界のレースだったりとか国内の競技の方ですごくいつもやられているので、そういうイメージもあったんですけれど。そういう誰が来てもおかしくないし、誰が来ても対応できるようにっていう感じで準備はしてました。前が尾方選手が駆けていて、それを吉川選手が車間が空いて追っている、自分も脚を使わないように後ろを守りながら行けるタイミングをちゃんと見て行ったので。射程圏内にはずっと入っていたので、あとは後ろの動きだけをけん制して。届くかなって一瞬、不安になったりしたんですけど、しっかりと自分の行ける位置を確保してました。4コーナー回ったときに後ろを確認するよりも正面のビジョンを見た方が早かったのでそこは冷静に前を見て。自分の後ろに誰がいるかとか見え切れない部分はいつもビジョンで確認してたので、それで自分が単独の先頭だなって思って。でも、何があるか分からないのでしっかりと踏み切ろうと思ってゴールまで一生懸命踏みました。（ゴールしてすぐに手が上がったが）ゴール後、手を離すのが早いって怒られそうな気もしましたけど、でも本当にそれくらい嬉しかったので。自分が1着でゴールした瞬間に本当にうれしかったので、速攻で応えちゃいましたね（笑）。（優勝賞金を獲得して）こうやってレースで勝ったときに親に何か買うっていう親孝行はもちろんなんですけど、自分の愛犬に何かプレゼントしたいなって思えるのも自分のレースの原動力の一つになっているので（愛犬2匹は）支えになってます。（来年は競技の）シーズンが2月から始まるんですけど、世界との差はまだまだ高い壁があって。スプリントでは自分より年下の子が10秒2をマークしているので、そこにいち早くコンマ1でも縮められて、パリオリンピックに向かうまでの3つの大会で金メダルを、ケイリンで3回獲れたらいいなと思っているのでそれに向けてしっかりとトレーニングを積んで。そしてオリンピックで金メダルを獲ってガールズケイリンに胸を張って帰りたいと思います。

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