優勝者コメント
今日は2分戦でしたし、後ろが同県3車なので逃げて連に絡みたいなという気持ちで臨んでいましたけど。ただ、早めに誘導を切られて、岡田君がスローペースに持ち込んだところだけが考えてもいなかったですね。中村君のあの動きだけは読んでいなかったので。あとは叩きにいくだけという感じでしたね。出切ってから、インで粘っても粘らなくても、そこからは僕の先行になるので、上手くペース配分しながら先行していたつもりですけど、今日はちょっと気温が低かったので、上手くペダリングが出来なかったですね。その中でも押し切って東王座を3連覇することが出来たのは本当に嬉しいですね。3回優勝するということはなかなか出来ないですし、僕の中で東日本の中で1番強い選手を決めるレースだと位置づけて、GI同様、本当に気を引き締めていつもこの開催に臨んでいるので、その成果が出たと思います。大垣記念の優勝から決勝2着で来ていたんでね。でも、その中でも競輪は後ろから抜かれて勉強するものだと自分は思っているので。抜かれる度にどこか悪いのかというのをすごく考えていたし、先行で抜かれるのは当たり前というか、後ろを強い選手が回れば抜かれて当然ですから。ただ、(最近は)捲りで抜かれてましたからね。自分の中で勉強しながらいつも練習していましたけど。その中で今日は先行で押し切れたことには意味があるのかなとも思いますけど、今日は深谷(知広)君がいなかったですけど、そこの部分でいい思いをさせてもらったというか、彼とは(今シリーズで)1回も対戦していないですから、また対戦できる様に自分の戦法に磨きをかけていきたいなと思います。今度の熊本ダービーで僕が決勝に進めば戦える相手なので、連日見ていても強いですし、先行選手にとっては憧れの選手ですから、何とか対戦していい勝負できる様に僕も自分の戦法に磨きをかけていくしかないですね。そういう意味では、今回はそのダービーに向けていい弾みになる優勝ではあるんですけど、今日のレースはもう終わりましたから、また明日からダービーに向けて調整していきたいですね。
東王座決勝展開
誘導以下、武田豊樹-長塚智広-芦澤大輔-大薗宏、中村浩士、小林大介、岡田征陽-神山雄一郎-佐藤悦夫の並びで周回を重ねる。赤板で上昇した中村が誘導を切ると、岡田が車を上げて先頭に立ち、中村が4番手、小林も5番手まで上昇、武田が6番手に引いた状態で打鐘を迎える。岡田がペースを一旦スローに落とす中、武田が最終ホームで岡田を一気に叩いて主導権を奪取。これを見た中村が長塚のところまで追い上げを試みるがこれは長塚が捌ききると、その外から小林の捲りが襲いかかるもバックで失速。結局、マイペース先行に持ち込んだ武田がそのまま押し切って優勝。2着は切れ味鋭い捲り追い込みで突っ込んだ岡田。武田マークの長塚は3着だった。
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