優勝者コメント
先行や捲りでの優勝ではなかったので、自分としてはそんなにスッキリするレースではなかったんですけど、とりあえず優勝することが出来て良かったですね。レースでは前を取って1回動かして中団から、それで外が出ていけばそこを付いていってすかさずという作戦ではいたんですけど、作戦通りにいかなくて。中部勢で後ろ並走になってしまったので、あまりいいレースではなかったですね。だけど、ああいう形になって自分が引いてしまったら勝負権もなくなってきちゃうので、前が強い人ばっかりですから。そこ(中団)で勝負するということで。浅井さんとの並走が続いた中で、1回、2回と内が空いて、どうしたらいいかなと思って悩んだんですけど、優勝するにはそこを突くしかないなと思っていきました。完全優勝というのはいいことだと思うんですけど、ラインの力を引き出せなかったので、それが唯一の反省点です。併走はあまり得意ではないですし、しかも中部同士ということでやりづらいところはあったんですけど、何とか凌げたのは良かったですね。西王座が最後の開催ということに関してはそんなに考えてはいなかったんですけど、優勝できたのはいいことかなと思いますね。月末にはダービーですけど、この優勝でそこに向けていい弾みが付いたと思うので、先行して優勝できる様に体を作っていきたいですね。高知はこれで6連勝なので、すごく相性はいいと思います。それに、昨日は節目の100勝だったんですけど、去年の内にそれ(100勝)を達成するということが目標だったので、そんなに気にはしていなかったですね。今回は3・86のギアを使って、自分が進化する上での一歩にはなったと思います。ダービーに向けて、あと記念も一本あるので、いい流れのままいける様に頑張ります。
西王座決勝展開
誘導以下、深谷知広-山内卓也-坂上樹大、浅井康太-山口幸二-有賀高士、村上義弘、松川高大-三宅達也の並びで周回を重ねる。赤板2コーナーから車を上げはじめた松川が打鐘過ぎに深谷を抑えると、浅井が松川ラインを追走し、3番手で深谷と並走になり村上は最後方に。外・浅井と内・深谷の並走が続く中、最終1コーナーから松川がスパート。中部両者の並走に決着がつかないまま、2センターで後ろにいた浅井を三宅が牽制にいこうと少し動いた内を深谷が鋭く突いて松川マークを奪取。その勢いのまま直線で鋭い差し脚を見せた深谷が完全優勝のゴール。2着に深谷マークの山内が続いて愛知ワンツー。3着には先行・松川マークの三宅が入線した |