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 オールスター競輪は、今大会から大きく変わりました。ここでは詳しく、そして分かりやすく、生まれ変わったオールスター競輪のポイントを解説します。


予選ポイント表

 今回の一番大きく変わったポイントは、トーナメント制で行われてきた開催がトライアル制に変わったという点です。
トーナメント制とは別名勝ち抜き戦とも言い、定められた着までに入らないと上位の競走へは進めない競走体系のことです。甲子園の高校野球などがその代表例。一度負けたら決勝戦には進めません。
 一方トライアル制とは、「○着は△ポイント」というようにあらかじめ定め、ポイント獲得上位者から上位の競走に進めるというものです。今回のオールスター競輪は全参加選手が予選競走を2回走り、獲得したポイントの合計が上位の選手から準決勝に進めることになっています。トライアル制の大きな特徴は、1回負けてもまだチャンスが残されているという点。ボーダーラインによっても変わってきますが、現在の想定では1走目で上位の着が取れなくても、準決勝進出へのチャンスがまだ残されています。
 今回のオールスターは、開催全体では決勝戦を目指したトーナメント制ですが、3日目までの予選は準決勝進出を目指したトライアル制で行います。

 従来のトーナメント制だと、勝ち上がり権利のないレース(いわゆる負け戦)が発生するのは避けられません。しかし今度のオールスターの予選では、どのレースも、どの選手も、気合でパンパンです!その理由は準決勝がAとBの2種類あるから。準決勝Aは3着までの選手が決勝戦に進めます。一方準決勝Bは1着の選手しか決勝戦に進むことしかできません。となると、どの選手も目指すのは準決勝A!しかし1走目に1着を取った選手でも、2走目で手を抜くと厳しい準決勝Bに進むことになってしまいます。だから2走目も全力勝負!一方1走目の成績が悪かった選手はとにかく準決勝に進むためにもちろん全力勝負!ということで、2走目はどのレースもガチンコ勝負が展開されます!

 気になるボーダーラインは何点?もちろん状況によってボーダーラインは上下しますが、そのカギはドリームレース・オリオン賞レースに出場する18名が握っています。この2つのレースには他の予選よりもポイントが大幅に上乗せされていて、出場選手は他の予選スタートの選手よりも有利なんですが、注目はこの選手たちの2走目。予選2走目の18個レースは、ドリーム・オリオン組18名が各レース一人ずつ出場します。もしドリーム・オリオン組が実力を発揮して全員1着だったらボーダーラインは跳ね上がり、予選スタートの選手はポイントを相当稼がないと準決勝、特に準決勝Aには進めません。一方、ドリーム・オリオン組が2走目で次々に負けてしまう波乱の展開だとボーダーラインは一気に下がり、予選スタートの選手が大量に準決勝に進出します。ということは、予選2走目はボーダーラインを下げるため、そして自分が勝ち上がるため、予選スタート組の選手が一気にドリーム・オリオン組に襲い掛かるわけです。ボーダラインを巡るドリーム・オリオン組と予選スタート組の攻防は熱く激しい戦いになることは間違いなし!





 

 次に開催日ごとの見どころをご紹介します。競輪場にお出かけ前にご覧になればさらにレースが楽しめますよ。



 
 予選(第1走)11個Rとドリームレースが行われます。ドリームレースはファン投票によって選ばれた競輪界を代表する先行選手とスピード自慢の追い込み選手による夢の対戦!ここで上位の着を取れば準決勝Aがほぼ確定します。だから9名は全力勝負!きっとあなたの1票に応えてくれるはずです。  



 第1R~5Rが予選(第1走)・第6R~第11R予選(第2走)・第12Rにオリオン賞が行われます。注目の予選(第2走)がいよいよスタート!ここには選考順位第4位から第9位までの選手(ドリーム組)6名が1人ずつ出場します。前日のドリームの着順によっては、いきなり勝負駆けの選手も登場です。もちろん1走目が予選スタートの選手の状況もそれぞれ。準決勝Aを目指してポイント上積みのレースを狙う選手もいれば一発逆転にかける選手もいます。11Rが終わる頃にはドリーム組の状況によってボーダーラインがおぼろげながら見えてくるはずです。もちろんオリオン賞にも注目ですよ!また、2走目を走り終えた選手で獲得ポイントが10ポイント以下の場合は即時帰郷となります。   



 第1Rから第12Rまで全て予選(第2走)を行います。3日目は1Rから激アツ!1R~9Rまではオリオン賞出場選手が、10R~12Rは選考順位第1位から第3位までのドリームレース出場選手が1人ずつの登場です!朝イチから超トップレーサーの競走を見られるのはオールスターだけ!またボーダーラインをにらんだ各選手の駆け引きも見どころです。全レース準決勝進出を賭けた熱い勝負駆けの連続!



 いよいよ準決勝!この日は準決勝Aが2個レース、準決勝Bが3個レース行われます。中でも準決勝Bは1着のみが決勝戦に勝ち上がれる非常に厳しいレースです。その分見ごたえも十分なはず。厳しい予選を勝ち抜いてきた選手たちがただひたすら1着だけを求めバンクを駆け抜けます!



 162名が5日間・59Rに渡って争った激しい戦いに終止符が打たれます。はたして頂点に立つのは誰?もちろん優勝者にはグランプリ出場の権利が与えられます。また準優勝の選手にも2000万円以上の賞金が与えられるので、グランプリの賞金枠戦線にも大きな動きが。こちらも要注目です!



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