KEIRINグランプリ2014（ＧＰ）

優勝者コメント

　今回にかける思いがすごい前回（ガールズグランプリ）より強かったので、それが（優勝の）形になってすごくうれしいです。
　（作戦は）どこの位置からでも勝てるパターンを考えていたんですけど。スタートしてすごい体が軽くてSを取れたので、そこから飛び付いてまくり追い込みって思ってました。
　山原さんのダッシュがすごすぎて車間が空きすぎてしまったので、追いかけるのがすごい大変でした。加瀬さんは先行するって言っていたので、どこからかは来ると思っていたんですけど。そこで自分が出られなくなんないようにしようって、瞬時に思いました。加瀬さんと併走になって、外側から来た加瀬さんが本当に強くて。最後は精いっぱいの力で走りました。
　（最終）4コーナーを回ってからはイケルなっていう風に思ったんですけど、（加瀬の）後ろに入った瞬間は勝てるのかわからなかったです。
　（優勝して）本当にビックリしています。
　（小林に勝った時の）前回は普通の開催で、どっちかって言うと小林さん対自分っていう風にみなさんも見てくださったんですけど。今回は7人が全員強い中での戦いだったので、小林さんを一番に意識はしましたけど。本当に全員の選手の動きが大事だった。（小林の）連勝を止めたっていうことより、日本一になれたってことが一番うれしいです。
　去年のグランプリ前に腰痛になってから3カ月間自転車にほとんど乗れなくて、開催にだけは行く状態で。自分の中でも思うように走れなくて、（今年の）前半は悔しい気持ちがいっぱいだったんですけど。あきらめずにコツコツやっていったら、結果も出てきたので。本当にいい締めくくりができたなと思っています。
　（優勝賞金の1000万円は）前夜祭でも言ってたんですけど、ロードレーサーを買って。みんなに笑われたんですけど（笑）、大ギアも買って。家の貯金もしたいですし、お世話になった方々にも返せるようにしていきたいです。
　今回は師匠（坂本英一）の息子さん（坂本将太郎）もヤンググランプリに出るので、たぶん（師匠が）待っててくれると思います。まだ、会ってはないです。（ヤンググランプリ、グランプリに出場する）栃木の先輩方にいい追い風になったらすごくうれしいですし、今後の栃木勢の方々に力を与えられるような選手のひとりになれたらいいなと思っています。
　（来年の目標は）ガールズケイリンでは、またグランプリで優勝することと、ずっと夢だったナショナルチームに入って、世界で戦える選手になれるように日々努力していきたいです。