ホーム » interview × SS18 » 飯嶋 則之
父が競輪好きだったんです。小さい頃、よく一緒に競輪場に連れて行ってくれました。
なんとなくですが、自分がこの道を進むというか……競輪の世界に入ることには、違和感がなかったですね。自分にとっては本当に自然な成り行きだったのですが、実際は父がレールを敷いてくれたようなものでしょうか(笑)。小学校のときには、すでに夢は競輪選手。学校で将来の夢を聞かれたりしても「競輪選手」と答えていました。
運動は好きでしたが、何か自分に特別なものがあるとは思わなかったんです。高校で本格的に自転車を始めるまでは、スポーツは小学校では野球、中学校は陸上(中・長距離)をやっていました。
でも、すごい結果を残した訳でもなく、人並みだったんですよ。
僕がここ(SSクラスのこと)にいられることすら不思議なくらい。
楽しく酒を飲んだり、気心が知れた人たちと騒ぐこともストレス解消になります。
でも休日、ゆっくりするなら海釣りかな。自宅から車で2時間位で行ける大洗(茨城県)まで、時々出かけます。気持ちいいですよ!
どちらかというと可愛い女性が好みです。タイプの女性を挙げるなら、もちろん妻。料理上手な女性で、過酷なレースを支えてくれる素晴らしいパートナーです。
おそらく、一般的なトレーニングだと思います。
これは他の選手にも言えることだと思うんですが、1ヶ月に3回ほど仕事があります。その前後数日は休むので、集中的に練習するのは月に10日くらいでしょうか。時間的にも内容的にも、そんなに特別なことをやっているつもりはないんです。
なぜ自分がいい成績を納められているのかは不思議ですよ。正直、わかりません。 SSクラスの選手の方々は本当にすばらしく錚々たるメンバーばかりなので、自分がこのような場にいられることが申し訳ないくらいですよ。
ただ、食事に関しては、妻のサポートが本当にありがたいです。カロリー計算というほどでもないとは思いますが、さまざまな食材を使って凝った料理を出してくれるので、楽しみでもあるんです。
特別に大きな夢はないんです。
といって、何か買いたい物があるというような具体的な目標も思い浮かばないなぁ。優柔不断なので……(苦笑)。逆に言えば、先のこと考える余裕がないというか。ただ、目の前、目の前のレースを精一杯頑張る、これに尽きます。
「競輪を応援してください!」
サイクルフェスタのような大きなイベントは、出場する自分もレースとは違った意味での緊張感があり、いろいろな方に会えるのが楽しみでもあります。こういったイベントなどをきっかけに、競輪を多くの方に知ってもらい、楽しんで頂きたい。実際のレースの迫力を体験しに、ぜひ競輪場にも足を運んでほしいです。