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浅井 康太

高校卒業後、競輪学校時代の思い出を聞かせてください。

高校卒業後は、師匠について練習をしていました。師匠が決めた練習メニューを、そのままやっていただけですね。競輪学校は一浪して入学しました。
競輪学校は厳しくてつらいという人が多いと思いますが、僕は結構楽しかったです。全国から同世代のいろいろな人が集まって四六時中一緒に行動するから、楽しい反面人間関係でもめることも多い(笑)。若いからみんな自分の意見を主張するし。でも僕は中立の立場にいたから、みんなと話ができる存在だったんですよ。

実際にプロの競輪選手になって、自分が思い描いていたイメージとは違いましたか?

競輪選手に憧れてはいたけれど、競輪選手の具体的なイメージがまったくありませんでした。期待も不安もなかった分だけ、すべてをいちから知ったという感じですね。ただ会社員の友達よりは、お金を稼げてラッキーかなぁ(笑)。

浅井さんは競輪だけではなく、自転車競技でも日本代表メンバーとしてワールドワイドに活躍していますね。自転車競技には思い入れがあるのですか?

あくまでも僕は競輪選手という職業を選んだので、競技を経験することで競輪につなげたいという気持ちが大きいですね。代表選手に選ばれたのも、たまたまポイントが高かっただけ(笑)。競技をする選手は、ダッシュ力があり、走り方もうまいので、僕は競技には向いていないと思っています。

レースや合宿などで忙しい日々ですが、オフの日はどのように過ごしているのですか?

スポーツが好きなので、仲間とフットサルやサッカーをして身体を動かすこともありますが、最近は犬と遊ぶことが一番楽しいですね。ホントにかわいいんですよ!家から一歩も出ず、犬とじゃれていますよ。

----浅井さんのブログで拝見しましたが、とってもキュートですよね。

「ちゃんこ」という名前の犬なんです。ペットショップを何軒もまわってやっと出会ったんですよ。名前の由来は、ちゃんちゃんこがマイブームだった時この響きが気に入っていたから。飼う前から名前だけは決めていたんです。って、親バカですね(笑)。

2010年のS級S班では最年少の選手です。SSになって、実際いかがでしょうか?

SSに上がってから、今までとはオッズが変わったことが一番驚いたところです。昨年までは、自分がSS選手と戦う挑戦者という気持ちでいたし、SS選手のオッズを横目で見ながらやっぱり人気があるんだなぁと他人事のように思っていましたから。
今は、人気を背負う分だけ責任も大きいし、それがやる気にもつながって、練習では調子が悪くても、レースでは自転車も進んでいるような気がする。これも、赤いパンツが後押してくれるおかげですね。
SSの中では最年少で経験も浅いですが、神山さんをはじめ、平原さん、武田さん、山崎さんといったトップクラスの選手と一緒に走れることは、いろいろと勉強になります。とてもいい刺激を受けているし、恵まれた環境にいることのありがたさも感じます。SSに入れたことのメリットは大きいことを実感しています。

ファンへのメッセージ

S級S班になって神山さんと同じレースを走れることは、本当に嬉しいです。でも昨年のダービー二次予選で、神山さんと同じレースを走ったのですが、神山さんに捲りを止められちゃったんです(苦笑)。今年は、止められないよう強い気持ちで走ります!
G1のタイトル獲得が目標ですが、とにかくすべてのレースで決勝まで残れるようがんばります。
それから、S級S班にはイケメンの先輩がたくさんいるし、僕も負けられません。僕はイケメンじゃないけれど、レースではかっこいい走りを見せますので、応援してくれるとうれしいです。よろしくお願いします!

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