そうですね。いつの間にか後輩が増えてきて、僕もいい年齢になったんだなと実感する今日この頃です(笑)。
でも、僕は弟子をとっていないし、後輩たちに事細かに教えるつもりもありません。それは、僕の師匠である本田晴美さんの影響がとても大きいからです。
師匠は、とやかく言う人ではなく、むしろ「オレを見て、学べ」と言う人だった。だから僕は師匠の練習を見て、師匠の背中を見て自分なりに師匠の競輪に対する思いや、練習方法を研究したつもりです。これが今の僕をつくり、それが糧になっています。
ただし、師匠と同じ練習やレース展開を真似しようと思ってもできない。自分なりにアレンジしながら、現在も模索しているというのが実情です。
だから、後輩たちも自分の頭で考えて、それでもわからないことはどんどん聞いてほしいんです。そのためには、特別競輪に乗れるくらいの実力をつけてほしい。現状に甘んじているのではなく、やはり勝ちたい、強くなりたいという意欲がないとこちらもアドバイスができません。
だから、とことん練習して自分なりの理論をみつけてほしい。それがわかれば、岡山の若手も十分強くなれると思います。
昨年は、SSになれたこともありますが、グランプリに出場できたことは自分にとっても自信につながりました。
でも、グランプリ前にケガをしてしまい、身体の調子があまりよくないことは否めません。
おそらく、前半戦は展開に恵まれない限り苦戦を強いられると思っています。周りが勝たせてくれるほど、甘くはないですからね。ここは割り切って、焦ることなく、長いスパンで考えてきっちり体調を整えていきたいです。夏からは一気に調子を上げていきますよ!調子が良くなったら、本来の力を取り戻して一気にいきますので、期待してください。