レースで使用するフレームメーカーは「マキノ」。ビルダーの牧野政彦氏が手がけるフレームは技術力が高く、他の競輪選手にも愛用者が多い。「マキノを選んだのは、自分に合っているからですが、強い選手が乗っているところもポイントです。」山崎は、アマチュア時代から乗り続けている。
座右の銘として掲げた言葉。デビュー当時は「不撓不屈」であったが、4回転に挑戦するにあたり、自分の未知なる可能性を追求するため「無限」という言葉に変更した。「あと2、3年はこの言葉を胸に刻んで競輪に挑みます」。自分には、無限の可能性があると信じて突き進むという。
大ギアとはギアを重くした、ギア比率が大きいもの。 4.00(通称 4回転)のギアは山崎の代名詞。 現在の競輪界では大ギアが主流となりつつあり、その大ギアブームの火付け役は、山崎だといわれているが「僕がたまたま4回転で優勝して注目されただけで、もっと昔から大ギアで勝負していた選手もいる。むしろ、その選手たちが先駆ですし、そこに目をつけたのだからすごいと思います」。
いつも、オッズが気になって仕方がないと本人は言う。「お客さんは、僕の競走を想定して車券買って下さるからその期待は裏切れません。実際に、山崎らしいレース展開となるとカマシ捲りを考えているはずで、車券もそれを想定して売れている。予想と違った走りをされたら、お客さんが怒るのはもっともですし、やっぱり、自分が逆の立場だったらムカつきますよ(笑)。」ファンを裏切る走りはしたくない、と続けた。