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永井 清史 INTERVIEW at 2009/02/02

負けることが本当に嫌い、それが戦う原動力

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永井 清史

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永井 清史
Q.01 永井選手といえば、オリンピック「ケイリン」初メダリスト。そもそも競輪選手になったきっかけは。

高校時代に自転車部に入っていたので、自転車にはずっと乗っていました。いろんな大会で結果も残していたこともあり、その頃に競輪界のナショナルチームで練習させてもらうチャンスをいただきまして。
(編集部注:永井選手は2002年にワールドサイクリングセンター(スイス)に留学し、日本競輪学校に特別選抜で入学したエリート。圧倒的なスピードで国際レースでも活躍し、最近では、2008年北京オリンピック「ケイリン」種目初となる悲願の銅メダルを獲得したことは記憶に新しい。)

当時、自分は高校生の日本一だったんです。日本一という自負はありましたが、実際にプロの選手と練習をしてみると、自分とプロ選手との間にものすごく実力の差があることがわかって、そこで歴然としたレベルの違いを痛感しました。その中で、そういうプロの世界で、トップクラスの選手たちと戦ってみたい、この人たちに勝ちたいという気持ちが強くなっていきました。それが、競輪選手を目指すきっかけです。

Q.02 永井選手にとって、競輪の魅力はどこにありますか?

競輪というより、自転車の練習が好きなんです!自転車に乗ること自体が好きなんです。あとは、乗ることだけではなくマシンとしての自転車にも興味がある。だから、レーサーのメンテナンスも全部自分でしています。

たぶん、自分の中で自転車が生活の一部なんでしょうね。普段もよく乗ります。
ロードレーサーは5台くらい持っていますが、街道を走りに行くときも「今日はこれがいいかな」みたいな感じで、その日の気分で乗り換えて練習しています。自転車全般が好きだから、ロードレーサーだけではなく、マウンテンバイクにも乗ってますよ(笑)

競輪のレーサーにはこれといってこだわっていないんですが、マウンテンバイクには、メーカーやフレームの色に自分なりのこだわりがあるんです。ちなみに今、乗っているのは白とか黒とかはっきりした色のものです。

Q.03 競輪という勝負の世界において、自分を奮い立たせる原動力とはなんでしょうか?

自分は本当に負けず嫌い。ただただ、負けるのが嫌いなんです。特に、自分と同じ先行の選手とか同期には負けたくない。その気持ちが自転車の練習に自分を駆り立てるんだと思います。

もちろん、岐阜のトレーニング仲間「闘心會」の仲間たちの影響も大きいです。仲間が頑張っている姿は自分にも刺激になりますし、勝つための原動力になっていますね。

Q.04 「闘心會」のお話が出ましたが、永井選手にとって「闘心會」とはどのような存在ですか?

そうですね。朝から晩まで、練習も食事も仲間と一緒にしていますから、自分にとっては家族みたいなかけがえのない存在です。普段の練習だけではなく、合宿もやりますし、プライベートでも飲んだり、遊びに行ったりすることもあります。

レースでもプライベートでもメンバーから受ける影響は大きいですね。志の高い「闘心會」の仲間は自分の精神的な支えになっているとも思います。

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